訪問診療、訪問歯科のほかに、訪問看護、訪問リハビリ、訪問マッサージなどがあります。
看護師が訪問して、次のようなことを支援してくれます。
ちなみに利用料金は医療保険が1割負担の場合で、1週間に3日までの利用で1日555円、1週間に4日以上で1日655円などです。利用に限度額はありません。介護保険を利用すると1時間で850円が基本です。介護保険には適用の限度額(上限)がありますから、他のサービス、たとえば訪問介護(ヘルパー)との組み合わせをよくケアマネージャーと相談する必要があります。
その他、保険適用外でも利用することが可能です。これらはすべて時間帯、処置によって料金が加算されていきますので、必要性を吟味しながら詳しく検討する必要があります。
身体機能の回復や維持のために、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが定期的に訪問し、1対1のリハビリを実施します。
全身状態の低下は、家族の介護負担を増大させ、褥瘡や誤嚥性肺炎、尿路感染症のリスクを高め、ご本人の生活の質(QOL)を下げていきます。
訪問リハビリテーションでは、
ただし、訪問リハビリテーションを保険適用して行なう場合は、必ず医師からの紹介状が必要となりますから、訪問診療医師にご相談ください。
ちなみに基準利用料は、介護保険の1割負担金で1日661円(地域によって多少差があります)です。
医療保険を使って、在宅で行なうマッサージです。あん摩マッサージ指圧の国家資格を持った「あん摩・マッサージ・指圧師」が実施します。
リハビリをやりたいが、全身の関節拘縮や筋固縮が強くて、リハビリテーションが難しいケース、疼痛や倦怠感、浮腫やしびれなどの自覚症状が強くて、積極的にリハビリテーションが出来ない場合は、訪問マッサージが有効かもしれません。
実際には
などを目的にマッサージを行います。
訪問診療と同じく訪問マッサージを行う治療院までの距離が16キロ以内の必要があります。料金は、施術部位(どこをマッサージしたのか)と出張した距離で算定しますが、たとえば医療保険が1割の場合は、1部位(右腕、左腕、右足、左足、体幹)27円で、右腕、右足、体幹の三カ所をマッサージすると81円、加えて出張料金が2キロまでで180円で合計261円という具合です。1回500円前後が目安となります。