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在宅医療ステーション

事業所の種類

訪問診療、訪問歯科のほかに、訪問看護、訪問リハビリ、訪問マッサージなどがあります。

訪問看護ステーション

看護師が訪問して、次のようなことを支援してくれます。

1.
体温・脈拍・呼吸・血圧等を測定した上での健康状態・病状の観察と判断。
2.
清潔支援(入浴のお手伝い)や排泄支援。
3.
栄養・食事・治療食の支援。
4.
くすりの飲み方と管理方法の支援
5.
医師の指示による医療的処置の実施
(床ずれの手当て、傷の手当て、各種カテーテルの交換と管理、採血・注射・点滴の実施、吸引・吸入・在宅酸素の管理、人工呼吸器の管理、胃瘻・人工肛門の管理など)
6.
かかりつけ医師との連携
訪問医師への病状の報告・相談や緊急時の連携と対応
7.
精神・心理面のケア
8.
終末期の看取り
9.
介護されているご家族への助言や相談
※訪問医師との連携がとても大切です。医師にうまく伝えられない事でも看護師を通して伝えてもらうと円滑にいく場合もあります。

ちなみに利用料金は医療保険が1割負担の場合で、1週間に3日までの利用で1日555円、1週間に4日以上で1日655円などです。利用に限度額はありません。介護保険を利用すると1時間で850円が基本です。介護保険には適用の限度額(上限)がありますから、他のサービス、たとえば訪問介護(ヘルパー)との組み合わせをよくケアマネージャーと相談する必要があります。

その他、保険適用外でも利用することが可能です。これらはすべて時間帯、処置によって料金が加算されていきますので、必要性を吟味しながら詳しく検討する必要があります。

訪問リハビリテーション

身体機能の回復や維持のために、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが定期的に訪問し、1対1のリハビリを実施します。

全身状態の低下は、家族の介護負担を増大させ、褥瘡や誤嚥性肺炎、尿路感染症のリスクを高め、ご本人の生活の質(QOL)を下げていきます。

訪問リハビリテーションでは、

1.
生活動作をスムーズに行うためのリハビリ(食事、排泄、入浴、歩行など)
2.
身体の機能回復訓練(膝の腰の間接の可動域を広げるなど)
3.
補助具や福祉用具の使用方法の助言
4.
家族に対する助言などを行なってくれます。

ただし、訪問リハビリテーションを保険適用して行なう場合は、必ず医師からの紹介状が必要となりますから、訪問診療医師にご相談ください。

ちなみに基準利用料は、介護保険の1割負担金で1日661円(地域によって多少差があります)です。

訪問マッサージ

医療保険を使って、在宅で行なうマッサージです。あん摩マッサージ指圧の国家資格を持った「あん摩・マッサージ・指圧師」が実施します。

リハビリをやりたいが、全身の関節拘縮や筋固縮が強くて、リハビリテーションが難しいケース、疼痛や倦怠感、浮腫やしびれなどの自覚症状が強くて、積極的にリハビリテーションが出来ない場合は、訪問マッサージが有効かもしれません。

実際には

1.
筋力の維持・強化
2.
関節拘縮の予防・改善
3.
浮腫(むくみ)の改善
4.
血行不良の改善
5.
麻痺した筋肉の現状維持・改善

などを目的にマッサージを行います。

訪問診療と同じく訪問マッサージを行う治療院までの距離が16キロ以内の必要があります。料金は、施術部位(どこをマッサージしたのか)と出張した距離で算定しますが、たとえば医療保険が1割の場合は、1部位(右腕、左腕、右足、左足、体幹)27円で、右腕、右足、体幹の三カ所をマッサージすると81円、加えて出張料金が2キロまでで180円で合計261円という具合です。1回500円前後が目安となります。

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